TOTO

 

 BOZ SCAGGSのセッションから生まれたテクニシャンそろいのバンドですね。日本ではTOTOⅣ(ロザーナ、アフリカ)で人気に火がつきました。ボーカリストが何回か替わり、音も変化していきました。惜しむべくは、Jeff Porcaroの死去でしょうね。彼が生きてたら、現在どんな音になっていたでしょうか??

 

My Favorite 3 Albums

Turn Back (1981)


 彼らの今までリリースしたアルバムの中で、この作品がいちばんタイトでスリムでドライブ感のある音作りになっていると思います。Golden Gun,Goodbye erinoaがイチオシです!TOTOⅣのB面3曲と甲乙つけがたいドライブ感ですね。シンプルな音が好きな方におすすめ。


The Sevens One (1988)


 このアルバムは、(私の感想では)TOTOⅣ以上の完成度であると思います。なんといっても、Joseph Williamsの力強いVocalに圧倒されます。特にPamelaが最高です。ゲストミュージシャンもJon Anderson(Yes)を始めとして、豪華です。


TOTO ⅩⅩ (1998)


TOTO20周年アルバムとしてリリースされた未発表曲集です。お蔵になったJoseph作曲の歌や、あのBoz Scaggsが歌っていたMiss Sunの本家本元、David Paichバージョンが聴けます。ライブ音源もあり、GOODです。




コンサートの想い出


TOTO 1990年 来日公演
TOTO Japan Tour 1990
1990年10月25日 東京代々木オリンピックプール


来日メンバー
Jean-Michel Byron (Vocals)
Steve Lukather (Guitar,Vocals)
Mike Porcaro (Bass)
Jeff Porcaro (Drums)
David Paich (Keyboards,Vocals)

 遅れ馳せながら、はじめてみたTOTOの生の姿は、全盛期とは別の姿でした。ベスト・アルバム(グレーテスト・ヒッツ)に何曲か収録されたJeanのボーカル(彼は南アフリカ出身)スタイルは、ブラックというかアフリカの雰囲気漂う感じで、声の伸びは素晴らしく良く、彼のベストアルバムで歌う曲のステージは申し分ないのですが、昔の曲(たとえば、ホールド・ザ・ライン)は、拍子抜けしましたね。まあ、TOTOは時代時代でボーカルが交代したバンドでしたから、毎度同じことを皆さん感じていたでしょうけど。。
 Steve Lukatherのバラード曲、David Paichのボーカルをとる曲は、すべて素晴らしかったです。代々木オリンピック・プールという最悪の会場でなければもっと感動したでしょうね(私は最悪のスタンド席でしたー)。

 



TOTO 1992年 来日公演
(This Tour Is Dedicated To The Memory Of Jeff Porcaro)
1992年11月7日 東京渋谷公会堂


来日メンバー
Steve Lukather (Guitar,Vocals)
Mike Porcaro (Bass)
David Paich (Keyboards,Vocals)
Simon Phillips (Drums)
 Support Member
    Chris Trujillo (Per)
    Jenny Douglas-McRae (Vo)
    Donna McDaniels (Vo)
    John Jessel (Additional Vocals)

 4人組として、Steve Lukatherを中心に新アルバムを完成させ、新たなるスタートを切ったTOTOを見ようと、チケットを購入。しかし、コンサートまでの期間にあの悪夢の出来事。。。 Jeff Porcaroの訃報。。。突然の出来事で知った時、言葉が出ませんでした。。。
 しかし、来日は中止にならず、代役のベテラン・ドラマーのSimon Phillipsとサポートメンバーを率いて、彼らは戻ってきました。
 コンサートの時、それまでで一番至近距離(5列目くらいだったと思う)から、見ました。迫力最高!Steveの指使いも見える位置でしたー。
 Kingdom Of DesireからのSteveの曲はワイルドなTOTOを再認識しましたね。以前のボーカル専任がいない分、サポートメンバーの女性ボーカル(白人)と男性ボーカル(黒人)がその穴を埋める程のステージでした。English Eyes、Hold The Line、Home Of The Braveなど、高音が光るナンバーを見事に歌いこなしてました。感心しました。その頑張りが光りました。もちろん、Jeffの代役のSimonも熱演でした。
 もっとも感動したのが、アンコールのSteveが歌う、With A Little Help From My Friends。ビートルズのナンバーとしてお馴染みですが、ジョー・コッカーのカバー・バージョンに似たアレンジで、渋く歌い上げました。追悼公演にふさわしいテーマの曲で幕を閉じ、感動的でした。



2022年06月15日|ブログのカテゴリー:70s&80s私のイチオシ