いらいらしてる時、いやなことがあった時。これらのビデオを見ると気が休まります。
BGMとして使われているのは、ウインダムヒル系、その他NewAge系、プログレ系、
現代音楽といろいろ、そのときの気分に合わせて選んで見て(聴いて)います。
90年代にレーザーディスクの作品として集めたものですが、このなかでDVD化されている作品も多いようなので、興味のある方は探してみてはいかがでしょう。
WATER'S PATH / WindhamHill Artists (1984)
レーザー・ディスク出始めの頃、パイオニアのテレビCFで流れていたビデオがこの作品。北カリフォルニアの山から海へと、水の旅を追った作品です。トップのマイケル・ヘッジスBGMの飛行機から撮った雲の映像もおもしろい。
_1. Aerial Boundaries / Michael Hedges
_2. Purple Mountain / Scott Cossu
_3. Visiting / William Ackerman
_4. Kindred Spirits / Shadowfax
_5. Big Song /Shadowfax
_6. 3 Gnossience #1 / Bill Quist
_7. Confluence Of The Rivers / Daniel Hecht
_8. 3 Gnossience #2 / Bill Quist
_9. 3 Gnossience #3 / Bill Quist
10. 3 Observations Of One Ocean / William Ackerman
11. Colors/Dance / George Winston
12. Elements / Ira Stein & Russel Walder
AUTUMN PORTRAIT / Windham Hill Artists (1984)
冒頭のスローモーションで落ち葉が落ちるシーンでもう雰囲気は”秋”です。舞台はアメリカ北東部、ニューイングランド州バーモント。雄大な川、草原、森の風景が秋の良さを感じさせてくれます。選曲も秋らしく、ウィリアム・アッカーマン、ビル・クエスト(エリック・サティーのジムノペティを演奏)、ビリー・オスケイ&マイケル・オドネルなど、淋しさ・優しさ・あたたかさを併せ持った曲が中心です。Waters Pathよりも、選ばれたアーティスト数が多いですが、散漫にならないところが良いです。
_1. Bricklayer's Beautiful Daughter / William Ackerman
_2. 3 Gymnopedies #2 / Bill Quest
_3. 3 Gymnopedies #3 / Bill Quest
_4. Synopsis II / William Ackerman
_5. Turning / Alex De Grassi
_6. Afternoon Postlude Soliloquy / Daniel Hecht
_7. Move The Clouds / Shadowfax
_8. Lou Ann / Philip Arberg
_9. When Things Dream / Mark Isham
10. The Impending Death Of The Virgin Spirits / William Ackerman
11. Clockwork / Alex De Grassi
12. Almost Like Heaven / Acott Cossu
13. Bridges / Billy Oskay & Michael O Domhnail
WINTER / Windham Hill Artists (1985)
実は、前掲2作品とこの作品と「ウエスタン・ライト」という作品で、”もう一つのアメリカ”と副題がついたシリーズものです。この作品はその完結編。コロラド、ネバダ、ユタ、カリフォルニアの冬景色がひろがります。シンセサイザー奏者、マーク・アイシャムの書き下ろし作品(この作品のために製作)を各所に散りばめているので、作品にトータル性が見出せます。
中でも私が注目したいのは、Cyrille Verdeauxの作品が入っていること。マニアのプログレ・ファンの方ならお分かりでしょうが、フランスのプログレグループ、クリアライトの元メンバーです。
_1. Winter / Mark Isham
_2. Empty Room / Alex De Grassi
_3. Snowline / Shadowfax
_4. Interlude / Mark Isham
_5. Duet / Darol Anger & Barbara Higbie
_6. Threes / William Ackerman
_7. Out To Play / Paul Dondero
_8. Messenger Of The Sun / Cyrille Verdeaux
_9. The 19A / Billy Oskay & Michael O Domhnail
10. Interlude / Mark Isham
11. Men Before The Mirror / Mark Isham
12. Wedding Rain / Liz Story
13. Interlude / Mark Isham
14. Welcoming / Michael Manring
WINDHAM HILL TIBET Original Score By Mark Isham (1988)
チベットの神秘的な風景に人々の生活風景を加え、BGMにマーク・アイシャムのシンセサイザー・ミュージック。異色な作品です。
曲名なし Chapter1~4
CANYON CONSORT / The Paul Winter Consort (Windham Hill) (1985)
グランド・キャニオンの雄大な自然の中で、ポール・ウインター・コンソートの演奏が響き渡る。ソプラノ・サックスの音がグランド・キャニオンに反響して、なんともいえない美しさ・懐かしさを感じるビデオです。川下り、教会でのライブ映像もあります。
_1. Prayer To The Four Directions
_2. Paul Winter Solo
_3. Black Tail
_4. Steve Silverstein Flute Solo
_5. Eugene Friesen Cello Solo
_6. Paul Halley Harmonium Solo
_7. Paul Winter Conch Solo
_8. Glen Velez Mat Kat Solo~Mat Kat Chant
_9. Raven #1
10. Raven #2
11. Glen Velez Percussion Solo
12. Paul Halley Organ Solo
13. Dolphin Morning
14. Sun Singer Theme
CANYON DREAMS / Tangerine Dream (1988)
ジャーマン・ロックの雄。というよりも、シンセサイザー・ミュージックの先駆者ともいえる、タンジェリン・ドリームのBGMをバックに、グランド・キャニオンの空撮。前掲のポール・ウインターとは一味違う映像美の世界...
1. Shadow Flyer
2. Canyon Carver
3. A Matter Of Time
4. Water's Gift
5. Canyon Voices
6. Sudden Revelation
NATURAL STATES / Paul Speer & David Lantz (1985)
NARADA系ですね。ポール・スピアのギターとデビット・ランツのキーボードによるニュー・エイジ・ミュージックをBGMに雨の森、原生林、入江、霧、池など幻想的なアメリカ北部太平洋沿岸の自然を描きます。エミー賞作家、ジャン・ニックマンの製作作品。
1. Miranova
2. Faces Of The Forest Part1
3. Faces Of The Forest Part2
4. Behind The Waterfall
5. Mountain
6. Allegro/984
7. Lent/985
8. Rain Forest
9. First Light
Francis Ford Coppola Presents KOYAANISQATSI (1982)
Music By Philip Glass
コヤニスカッティ=バランスを失った世界という意味だそうです。アメリカ・インディアン・ホピ族の言葉だそうです。フランシス・F・コッポラ監督製作。BGMはフィリップ・グラス(環境音楽の先駆者)とくれば、奥深い作品です。不気味な男性の低音ボーカル(というかつぶやきに近い)のテーマ曲。高速度、スローをはじめ、いろいろな撮影テクニックを駆使して不思議な映像美が展開されます。