Emerson,Lake&Palmer

 

 

 忘れてました。彼らもイチオシでした。但し限定的ですが..1971年のデビューから1975年まで、彼らは先進的な作品を残しました。
 キース・エマーソン(key),グレッグ・レイク(b,g,vo)、カール・パーマー(d,Per)の最小ユニット構成。ファースト、タルカス、展覧会の絵、トリロジー、恐怖の頭脳改革、レディス&ジェントルメンの6作がシンセサイザーという楽器を取り入れた先駆けのサウンド・メーカーでした。ワークスから後の作品は、もろクラシックのピアノ協奏曲を作ったり、中途半端な短い作品を残したりで、彼らの個性が生かされていないように感じます。

 キースとグレッグは2010年代に早くに天に召されたことが残念でなりません。

 

My Favorite 3 Albums

 

PICTURES AT AN EXIHIBITION(展覧会の絵)(1972)


この作品は、クラシックの同曲(ムソルグスキーの作品)をROCK化して演奏してるものです。原曲に忠実ではなく、自作曲を途中に散りばめながら演奏してます。「The Old Castle(古い城)」などは、原曲の叙情性が消え、ノリの良い演奏に化してます。アンコールは、「くるみわり人形」です。
 同じような試みを行ったバンドがいくつかあると思いますが、この作品は草分け的な作品といえるでしょう。


Torilogy (1972)


EL&Pの中でも比較的地味な作品ですが、作品の冒頭を飾る組曲のミステリアスなイントロ、"静"のEL&Pの世界が繰り広げられます。キースのピアノが緊張感を誘い、グレッグのボーカルが曲に深みを加えるって感じですか。圧巻はラストの「奈落のボレロ」。ロックバンドによるボレロ。。。何度聴いても衝撃です。


Ladies&Gentlemen (1974) 


EL&Pの最初の公式ライブアルバム。展覧会の絵を除くアルバムからの作品のライブ演奏が沢山入ってます。名曲「タルカス」もライブで聴くと、80sにリリースされたライブ作品バージョンよりも圧倒的に迫力が違います。圧巻は、後半半分近くを占める「悪の経典#9」です。グレッグのボーカルの勢い&カールのドラムソロがイチオシ。あと、グレッグがギターを弾く時に、キースがシンセ・ベースでカバーするライブならではの音使いが興味深いです。




2022年06月17日|ブログのカテゴリー:プログレ