CAMEL

 

 1973年デビュー。初期は、Peter Bardens(Key)のオルガンとAndrew Latimer(g)のギターとの掛合いが魅力。
グループとしての Camelの最盛期はセカンドアルバム「Mirage」から1978年の「Breathless」迄でしょうか。私の特に好きなアルバムは下記の3作品ですが、80年代のメンバーがAndrew Latimer一人になってからCamelも叙情的かつ淋しさが感じられて好き。21世紀も日比谷のプログレフェスで来日するなどそのサウンドは健在。

 

My Favorite 3 Albums

The Snow Goose(1975)


 ポール・ギャリコの短編小説にインスパイアされて製作された全編インストの作品。白雁と主人公ラヤダーのふれあい、戦争シーンなど、聴いているうちに情景が映るような感覚。是非小説を読んでから聴いて下さい!(短いので、すぐ読み終わります)
最初の3曲が特にオススメ。


MoonMadness(1976)


 Camelの作品は、心が安らぎます。とくにこの作品の「Song Within A Song(永遠のしらべ)」は大好きです。初期のCamelのVocalは、特にかよわく・弱々しく聴こえますが、決して上手くないVocalがまた魅力です。また、ジャズ風なパートがある「Chord Change」とか、アルバムのクライマックスである「Lunar Sea(月の湖)」などインストナンバーも光ります。


Rain Dances(1977)


 何と言っても1曲目の「Firstlight(光と影)」が光ります。PeterのシンセサイザーとAndrewのギターが徐々に盛り上げていくところ(前半)および、Mel Collins(sax)がフューチャーされた後半が好きです。
確かこの頃(翌年だったかな?)、Camelの日本公演を見に行き、この曲がトップで演奏されました。他の曲は、この作品からメンバーになったRichard Sinclar(b、Vo)の低音のボーカルが渋いですね。




Concert


1979年に行われたCAMEL日本公演、Breathlessツアーの模様を思い出しながら書いてみました。

CAMEL  1979年来日公演
Breathless Tour
(日付は覚えてません)
見た場所は、新宿厚生年金会館
来日メンバーは、
 Andrew Latimer (Guitar,Vocals)
 Richard Sinclair (Bass,Vocals)
 Mel Collins (Sax,Flute)
 Andy Ward (Drums,Perc)
 Jan Schelhaas (Key)
 Dave Sinclair (Key)

 オリジナルメンバーのPeter Bardensが脱退直後のツアーでしたので、2名のキーボード隊がPeterの穴埋めをするかが興味がありました。あと、キング・クリムゾンに在籍したMel Collinsの演奏に興味がありました。実際は、全体的に、音のバランスがあまり良くなかったと思います(メンバー交代の影響?)。

 20年以上前のコンサートなので、おぼろげな記憶を辿ると。。オープニングは、Earthrise-intro(Mirageより)~Firstlight(Rain Dancesより)~Unevensong (Rain Dancesより)の3曲のメドレーでした。選曲の中心は、Mel Collinsが在籍していたこともあり、当時のアルバム、RainDancesとBreathlessの曲が中心でした。Vocal入りのナンバーは、あまり印象深くなかったのですが、Andrewが一生懸命歌っていたRainbow's End(Breathlessより)とRichardのTell Me(RainDancesより)の2曲のバラードは覚えてますね。インストナンバーが結構イカス曲が多かったです。Melをフューチャーした、One Of These Days...、Sleeperの2曲のジャジーなナンバーが映えました。Snow GooseのRhayader~Rhayader Goes To Townも確か演奏しました。MelとAndrewのダブル・フルートがたいへん印象的でした。ラストは、Lunar Sea(Moon Madnessより)。幻想的なシンセサイザーでギター&キーボードのソロが生えるインストナンバーでした。印象に残った曲は、インストナンバーが多かったです。彼らがインストで売っているバンドだなと実感しましたね。(名曲のLady Fantasyは演奏しなくて、残念な想いが残りました。)

 


 


2022年06月17日|ブログのカテゴリー:プログレ