女性シンガーはこのあたりがお気に入り。
HEART
アン・ウィルソンのロックン・ロール調の迫力あるヴォーカルも良いけど、アンプラグドも最高です。
THE ROAD HOME / HEART (1995)
1994年夏、彼女たちの故郷のシアトルで行われたアンプラグド・ライブ。プロデューサーには元レッド・ツェッペリンのJ.P.ジョーンズ。彼は演奏にも参加しています。Dream
Boat Annie、Dog And Butterflyの彼女たちのアコースティックな面を代表するナンバーから始まり、Alone、These
Dreams、Barracudaなどの作品もアコースティックで甦ります。古いナンバーが多いのは、彼女たちの原点回帰といったところでしょうか。カバー曲もナザレスのLove
Hurts、エルトン・ジョンのSeasons、ジョニ・ミッチェルのRiverなど聴きどころ多し。
1. Dreamboat Annie(Fantasy Child) 2. Dog And Butterfly 3. (Up On) Cherry
Blossom Road 4. Back To Avalon 5. Alone 6. These Dreams 7. Love Hurts 8.
Straight On 9. All I Wanna Do Is Make Love To You 10. Crazy On You 11.
Seasons 12. River 13. Barracuda 14. Dream Of The Archer
PATTI SMITH
鬼気迫るヴォーカル。魂の声が聞える...
EASTER / PATTI SMITH GROUP (1975)
パティ・スミスといえば、70年代のニューヨーク・パンクの立役者のひとり。一言でいえば低音で”鬼気迫る”ヴォーカルが特徴。この作品は、彼女をメジャーに押し上げた全米ヒットの3.(ブルース・スプリングスティーンの作品)が収録。アコースティック&奇抜なパーカッションが印象的な4.、ストレートなロックンロールナンバー 6.、もろパンク歌唱法?が光る 7.、スローなバラード 8.、ハチャメチャなヴォーカルが飛び交う 10. など、曲間のメリハリがある作品です。でも、どの曲よりも素晴らしいのは、タイトル曲 11. スローなオルガン、鐘の音をバックに”魂の奥底から声を出している” パティの姿が浮かび上がります。静かな曲であるのに、ヘヴィーな曲を聴いた印象。。。でも、なぜかホッとする声&音です。
1. Till Victory
2. Space Monkey
3. Because The Night
4. Ghost Dance
5. Babelogue
6. Rock'N'Roll Nigger
7. Privilige (Set Me Free)
8. We Three
9. 25th Floor
10. High On Rebellion
11. Easter
12. God Speed (Bonus Track)
SUZI QUATRO
元祖。カッコイイ女性ロッカー...
CLASSIC QUATRO / SUZI QUATRO (1996リリース:ベスト盤)
黒いレザー・ジャケットに身を包み、ベースをびんびん響かせながら、ハスキー&迫力満点の絶叫ボーカルを聴かせたスージー・クアトロ。プロデューサー&コンポーザーNicky
Chinn&Mike Chapmanの支えで成功し、70年代に数々のヒット曲を飛ばしました。代表曲の2、3、7、8などを聴くとスージーのヴォーカル&ベースが脳天に響き渡って元気になれます。
全米でもヒットした16は、イギリスのグループ・Smokieのクリス・ノーマンとのデュエット曲。この曲の頭の歌い出しの雰囲気、オリビア・ニュートンジョンのレット・ミー・ビー・ゼアに似てると思うのは私だけだろうか。。
1.All Shook Up 2.Can The Can 3.48 Crash 4.Glycerine Queen 5.Rolling Stone
6.Daytona Demon 7.Devil Gate Drive 8.The Wild One 9.Cat Size 10.I May Be
Too Young 11.Tear Me Apart 12.Mama's Boy 13.Michael 14.Your Mama Won't
Like Me 15.If You Can't Give Me Love 16.Stumblin' In 17.She's In Love With
You 18.I've Never Been In Love 19.Lipstick 20.Keep A Knockin'
KIM WILDE
元気がでるヴォーカル。カヴァー曲がなかなか良いです。
THE SINGLES COLLECTION 1981-1993 / KIM WILDE (1993リリース:ベスト盤)
彼女は、ほぼ私と同世代なので思わず取り上げました(笑)。音楽一家(両親マーティー、ジョイスはそれぞれ50年代~60年代に活動)に育ち、彼女の曲の作曲の多くが父親マーティーと弟リッキーが関わっています。彼女自身も作曲するシンガーソング・ライターでもあります。
この作品は、80年代初頭から93年までの彼女のシングルヒットを集めた作品集。サウンドの印象は、全体的には、癖のない・ストレート&元気なサウンド&ヴォーカル。時代背景上、サウンドはニューロマの影響は大きいかな?と感じます。シーケンサー&シンセが支配している曲が多いです。最初の曲から順に追って聴いていくと、ボーイッシュな印象の彼女が時とともに成長して行く過程がわかります。後半に行くにしたがって、”女性”を感じます。
特筆すべきは、いろんな曲(カヴァー曲)に挑戦していること。デイヴ・エドモンズのロカビリー曲(9.)、シュープリームスのヒット曲(10.)、そして映画・サタデー・ナイト・フィーバーでおなじみのイヴォンヌ・エリマンのヒット曲(16.)。どれも、さらっと彼女の曲にしているところがさすがです。個人的には、デビュー曲の(1.)が大好き。
1.Kids In America 2. Chequered Love 3. Water On Glass 4. Cambodia 5. View
From A Bridge 6. Child Come Away 7. Love Blonde 8. The Second Time 9. Rage
To Love 10. You Keep Me Hangin' On 11. Another Step(Closer To You) 12.
You Came 13. Never Trust A Stranger 14. Four Letter Word 15. Love Is Holy
16. If I Can't Have You 17. In My Life
DEBBIE GIBSON
80年代後半のアイドル。軽快なダンス・サウンド。
Out Of The Blue / DEBBIE GIBSON (1987)
彼女を知ったのは、興味がポップスから離れつつあった87年。惰性で見ていたテレビ番組、ベストヒット・U.S.Aでフーリッシュ・ビート(Foolish
Beat)の映像が流れたことがキッカケ。悲しげなバラードをピアノを弾きながら歌う(途中で立ちあがって歌ったようなおぼろげな記憶!?(笑))彼女の姿を見て、珍しくピンときてこのデビュー・アルバムを買いに走りました。バラードがキッカケでしたが、収録曲はダンス・ナンバーが多く、ポップ、ファンク、ユーロビート風と幅広いのがまた嬉しい。
1.Out Of The Blue 2.Staying Together 3.Only In My Dreams 4.Foolish Beat
5.Red Hot 6.Wake Up To Love 7.Shake Your Love 8.Fallin' Angel 9.Play The
Field 10.Between The Lines
BELINDA CARLISLE
芯の通ったボーカル・スタイル。
Heaven On Earth / Belinda Carlisle (1987)
私が一番洋楽を聴いていた頃、82年の初めにヒット曲「Beauty&TheBeat」をとばしたGo-Go's。女の子グループとして注目されましたが、その中の中心的存在が彼女。Go-Go'sが85年に解散。翌年、ソロとしてデビューした彼女の2作目がこの作品。彼女の魅力はパンチの効いた歌いっぷり。低音で芯の通った声が良いです。Go-Go's時代は楽しさがウリでしたが、ソロではプラス落ち着き&余裕が感じる安心感のあるボーカル・スタイルになっていると感じます。パンチの効いた曲では感じませんが、2、10などは、スティービー・ニックスを彷彿させる魅惑の声も聴けます。
1.Heaven Is A Place On Earth 2.Circle In The Sand 3.I Feel Free 4.Should
I Let You In? 5.World Without You 6.I Get Weak 7.We Can Change 8.Fool For
Love 9.Nobody Owns Me 10.Love Never Dies