King CrimsonのJohn Wetton(b、Vo)、EL&PのCarl Palmer(Dr)、YesのSteve Howe(g)、Buggles・YesのGeoff
Downs(Key)と4人のプログレッシブロックのメンバーが集まって出来たバンドですが、全米チャートを賑わすほどポップで一般受けするサウンドでした。評論家からForeignerとともに「産業ロック」の悪名をつけられましたね。
しかし、完成度が高い曲作りは、彼らの70年代の経験があったからこそ生まれたものに違いありません。
下記3枚とASTRAとThen&Now以外のアルバムは、Geoff Downsのプロジェクトアルバムといって良い内容で、ボーカリストがハードロック調の高い声であまり私は好きではありません。
ASIAはJohn WettonのVocalは欠かせません!
My Favorite 3 Albums
ASIA (1982)
ASIAのデビューアルバム。Heat Of The Moment、Only Time Will Tell の2曲のヒット曲が有名ですね。このアルバムは全米で大ヒットし、チャートに長い間ランクインしてました。私は、アルバムの最後から2曲目のCutting It Fineという曲が好きです。Steveのアコースティック・ギターから始まり、Geoffの幻想的なキーボードで終わる。一番プログレ調の曲でした。
ALPHA(1983)
Don't Cry、The Smile Has Left Your Eyesのヒット曲を収録。
ダイナミックさに磨きがかかった1枚ですね。特に中盤のハイライト曲 Heat Goes Onがオススメですね。
LIVE MOSCOW(1990)
このアルバムは、JOHN WETTONが復帰したアルバム Then&Nowの頃のライブ音源です。Steve Howeが抜け、Pat
Thrall(g)が加入し、このメンバーで来日公演が実現しました(私にとって想い出のコンサートでした)。
Steve Howeのギターが無いのは残念ですね。Patのギターワークは、ASIAに合ってませんね(まるでハードロック)。バグルスの「ラジオスターの悲劇」のピアノソロやKing
Crimsonの名曲「Book Of Saturday」、「Starless」が聴けるのが貴重ですね。
コンサートの想い出
Asia 1990年 来日公演
(Then&Now Japan Tour 1990)
1990年10月1日 中野サンプラザ
来日メンバー
John Wetton (Vocals,Bass)
Geoff Downes (Keyboards)
Carl Palmer (Drums)
Pat Thrall (Guitar)
中野サンプラザでした。それも5列目くらいで見ましたので、最高の近さでしたね。生の彼ら(Steve Howeは見れなかったけど)を見て本望でした。
おなじみのヒット曲(Only Time Will Tell,Don't Cry,Heat Of The Momentなど)は全て演奏したと思います。WettonのU.K時代の「Randevouz602」、クリムゾン時代の「Book
Of The Saturday」。バグルスの「ラジオスターの悲劇」のピアノ演奏(インスト)など、聴きモノ・見モノが盛り沢山でした。Carl Palmerのドラムソロ(ドラ入り)も見れたし良かったですね。
ひとり雰囲気を壊していたのが、ギターのPat Thrall。奏法が、チョーキングで誤魔化して、ハードロック風の演奏でぶち壊していた曲が何曲かありました。(グレン・ヒューズとやってるんじゃないんだから、工夫してほしかったですね)。
初来日のときは、ボーカル、このときはギター。代役メンバーで、完全なる全盛期エイジアを見ることは永遠にありませんね。