VANGELIS

 

 本名ヴァンゲリス・ロ・パパサナシュー。1943年ギリシャ生まれ。アフロディティス・チャイルドというグループで頭角を現した彼ですが、1970年代~現在に至るまで、ソロアルバムおよびYesのJon Andersonとの多くのシンセサイザーを駆使した壮大な作品群をリリースしてます。
 彼の作品は、「炎のランナー」が代表作ですが、映画・ドキュメンタリーのために製作された作品も多くありますね。「ブレードランナー」も彼の手によるもの。
 夜、星を見ながらというシチュエーションにマッチした曲もあります。

 2022年没 彼の音楽は永遠に語り継がれるでしょう。。

 

 

My Favorite 3 Albums

Heaven And Hell (1975)


 邦題「天国と地獄」の通り、アナログ盤では、A面は天国、B面地獄をテーマに壮大な”電子交響曲”を聴かせます。
 特に天国部分「Heaven&Hell Part1」における美しいコーラスは特筆で、最後のピアノの部分は科学番組「COSMOS」でBGM採用されました。
 アルバムの最後を飾る「So Long Ago,So Clear」は、唯一のボーカルをフューチャー(YesのJon Anderson)した曲。こんな美しく、壮大で、心温まる曲があったのか....と聴いた当時思いましたね。


Albedo 0.39 (1976)


 私がリアルタイムに聴いたVangelisはこのアルバムから。某ニュース番組で使われていた「Pulstar」、科学番組COSMOSで使われた「Alpha」など印象的な曲が多いですね。テーマは”宇宙と地球”って感じ。
 タイトル曲「Albedo0.39」はVangelisのシンセをバックに”語り”が入りまるで人工衛星軌道から地球を眺めているような感覚におそわれた思い出があります。


Short Stories / Jon & Vangelis (1980)


 YesのJon Andersonとの1st共作アルバムです。タイトル通り”小品”つまり短めの曲で、VangelisのシンセをバックにJonの美声が妙にマッチしてますね。お勧めの曲は「Each And Everyday」、「I Hear You Know」ですね。




Best Album


Portraits (So Long Ago,So Clear) (1996)

 VangelisおよびJon&Vangelisをまず1枚選ぶとしたら、このベストをオススメします。1973年から1992年までの代表曲を曲の切れ間なく編集しています。全16曲。どの曲も”1等星”の輝きをもつ作品ばかりです。南極物語、炎のランナーも入ってます。でも一番私が気に入ったのは”海辺の少女”という曲ですね。悲しげで懐かしい音です。
 「ブレードランナー」が聴きたい場合は、「Themes」というサウンドトラックを多く収録した別のベストアルバムがあります。

 


 


2022年06月17日|ブログのカテゴリー:プログレ