BUGGLES

 

 「ラジオスターの悲劇」の大ヒットでお馴染みの2人組(トレバー・ホーン(Vo)、ジェフ・ダウンズ(Key))。70年代終わりから80年代初頭という短い活動期間で、前述のヒット曲のみの”一発屋”的印象があるポップスファンの方々が多いと思います。活動中の80年にプログレッシブ・ロックの大御所イエスに加入し、「ドラマ」という名作を残したことは知る人ぞ知る出来事でした。その後、トレバーはプロデューサーとして成功。ABC、F.G.T.H(フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド)など印象深いところ。ジェフは、スーパー・グループ(当時言われた)、エイジアに参加。数々のヒット作を輩出しています。
 彼らの作品は、実験的要素のあるポップ・サウンド。今やテクノポップの不朽のバイブル的作品でしょうね。

 

My Favorite 3 Albums

公式アルバムが下記2作(The Age Of Plastic、Adventures In Modern Recording)なので、忘れた頃に
リリースされたGeoff Downesのソロ作品を加えて3Favoriteとします。


The Age Of Plastic (1980)


 大ヒット曲。ラジオスターの悲劇を含むデビュー作。これほど光る曲を含むアルバムの場合、その他の曲がかすみがち。。
 全体的な印象としては、サウンドが仰々しいところが気になります。これでもか、これでもか。。とサウンドの厚みとコーラスの演出。で、ギョウギョウ・スパイラル(造語(笑))の世界へ。でも、そこがトレバーとジェフの個性なのかもしれません。

1. Living In The Plastic Age 2. Video Killed The Radio Star 3. Kid Dynamo 4. I Love You (Miss Robot) 5. Clean,Clean 6.Elstree 7.Astroboy (And The Proles On Parade) 8. Johnny On The Monorail


Adventures In Modern Recording (1981)


 個人的には2作目のこちらのほうが好きです。2人がイエス参加・解散後に制作したアルバムです。その後まもなくエイジアに加わるジェフの参加曲がわずか5曲。トレバーはジェフが離れた後、数人の仲間とともに制作を続行し、この作品を仕上げました。実験的エレクトリック・ポップな路線は全編に貫かれていますが、ラグタイム調などいろいろ曲調が変化する「朱色の砂」や、イエスの「ドラマ」に収録されていた「レンズの中へ(Into The Lens)」の別バージョンの「アイ・アム・ザ・カメラ」の叙情性などが光ります。シンプルなアレンジでピアノを基調としたところと淋しげなトレバーのボーカルが良いですね。

1. Adventures In Modern Recording 2. Beatnik 3. Vermilion Sands 4. I Am A Camera 5. On TV 6. Inner City 7. Lenny 8. Rainbow Worrior 9. Adventure In Modern Recording(Reprise)


Vox Humana (1992) / Geoff Downes - New Dance Orchestra


 Bugglesの存在を忘れた頃にレコード店の店頭で見かけたこの作品。1回聴いてお気に入りになりました。80年代中盤~90年代は、エイジアをメインの活動場所としているジェフ・ダウンズの2枚目のソロアルバム。注目すべきはバグルスの「ラジオ・スターの悲劇」と「プラスティック・エイジ」のセルフ・カバー。前者は美しいインスト、後者はバグルスより柔らかな作風に仕上がっています。イエスの「白い車(White Car)」のカバーもあります。バッハの「アヴェ・マリア」、アルビーニの「アダージョ」などのクラシックの名曲をシンセでアレンジするその手腕に感心。忘れてはならないのがその他のオリジナル8曲の出来も抜群。特に3曲目の「ロード・オブ・ディスティニー」が個人的には一番好き。

1. Tears 2. Video Killed The Radio Star 3. Roads Of Destiny 4. Plastic Age 5. Ave Maria 6. Network 7. All Of The Time 8. Concerto 9.Satellite Blues 10. England 11. Moon Under The Water 12. White Car 13. Adagio




2022年06月15日|ブログのカテゴリー:70s&80s私のイチオシ